CaTCalc バージョンSE
CaTCalc version SE (2017-05-19)
1) 圧力
インストール時に圧力は
Pressure (bar)
1.01325
がセットされる。
1モルの気体の体積は、温度と圧力により
24.5 リットル at 25 ℃, 1.01325 bar
22.4 リットル at 0 ℃, 1.01325 bar
24.8 リットル at 25 ℃, 1.00 bar
22.7 リットル at 0 ℃, 1.00 bar
となる。
2) Pressure
Calculate 画面、メニュー Setting から Units を選択することで
単位画面が表示される。
圧力に関して
bar
Pa
atm
などを選べる。
3) Amount
金属合金系の場合、系のモル量を 1 固定と考え
この中で 炭素Cが0.001 , クロムCrが0.18 , 鉄Feが0.819 という
モル比率を取り扱います。もしくは%表示。
あるいは、系の質量を100 固定と考え
この中で 窒素Nが0.1wt% , ニッケルNiが8wt% , 鉄Feが91.9wt%という
質量パーセントを取り扱います。
一方、酸素化合物等を含む系、たとえば ZrO2-Y2O3 の場合は、
化合物1モルから化合物1モルへ変化しますが
原子3モル分から原子5モル分へ変わるため
どの単位を利用するかにより表示数値が違います。
前者を mol(formula) と呼び、
後者を mol(atom) と呼びます。以前は Species-mol と呼んでいました。
状態図はどちらでも構いませんが、単位により
1モルあたりのエネルギー値は違います。注意しなければなりません。
メニュー File から Preference を選択することで
Options画面が表示される。
Use atom amount (gram-atom) for all phases
のチェックを外すと mol (formula) になり、
チェックを入れると mol (atom) になる。
入力原料
鋼を1 ton , CaOを5.6kg , O2をnkg とし、温度1600℃における
平衡計算の場合、使い慣れた単位を利用されるようお勧めします。
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